早速、簡単に性能確認すると、不調を通り越して故障に近い状態です。
両チャンネルとも、残留雑音が2mV以上だし、出力も30W前後しか出ません。かなり重症でした。
次に内部を見るとLch側はチョークコイルから含侵液が溶けだして内部を汚してます。
これは酷使されたか、知識不足の輩に内部を弄られたのでしょう、可哀そうに‥。
よし、必ず復活させるから!
方針は決まりました、老朽部品を交換し調整して初期性能を取り戻します。
専用部品はUSAのDYNAKIT社に、部品を注文しました。
内容は、@ブロックケミコン、Aチョークトランス、Bフィルムコンデンサ、Cビス類を1式
なんでビスが?と思うでしょうが、欠品してるインチサイズのビスは国内では入手が難しいからです。
ソリッド抵抗は全廃して金属皮膜抵抗と酸化被膜抵抗に交換します。
内部配線も全てやり直して信頼性を上げます。もちろんPCBユニット内も同様です。
またBLACK CATは、老朽化すると絶縁低下を起こすので交換必須です。
ただしオーナーの希望で真空管と、なぜかソケットは変えないで欲しいそうです。
仕方ないのでソケットの端子を磨いて再使用しましょう。
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