電源が生き返ったので増幅部の確認修理を始めます。
各部の電圧を測定しても大幅に狂った箇所は有りません。
残留雑音は、両チャンネルとも2mV程度です。
6550のバイアス電圧は安定しているのでカップリングコンデンサは問題なさそうです。
次に増幅段の動作確認を行います。1台目で要領は判っていますから。
CH1から確認開始、増幅段の電圧調整範囲が狭く歪最低点まで調整できない。
最大出力点には調整は出来るので出力優先で終了とする。最低歪率0.03%です。
次にCH2 いきなり問題発生。増幅段の電圧調整が出来ません!
増幅2段目の7044が異常でした。エミッションテストでも若干少ない値だったので、
心配してたのが、予想どうりになってしまいました。
そして最大出力と歪の調整を始めると出力端子には雑音しか出ない?
調べると出力段前の7044カソード抵抗が2本とも断線してました。
正規部品に交換すると無事に動作しました。
1号機と同様に、電源の老朽ケミコンを交換、リレー接点清掃と間隙調整を実施し
ヘタっている底足を新品に交換しました。
ふっと電源スイッチ配線を見ると、今にもショートしそうな危ない状況でした。
見つけてよかった、熱収縮チューブで再配線しました。
忘れずにヒューズを正規品に交換します。
@ラインヒューズ 遅延型15A
Aスクリーンヒューズ 即断型1A
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