電源修理
C20は、電源電圧117Vです。100Vでは正常動作は望めません。
さて、117Vを供給して動作確認を始めます。
@電源修理(その1)
ボリューム最小でもPRE出力端子には2mV程度のハムが出ます。
そこで電源を調べると整流直後でリップル電圧が90V以上!
ブロックケミコン容量抜け(40+40μF/350V)です、交換必要です。
オーナーから外観維持指令なのでブロックコンデンサを飾りで残して接続はすべて切断します。
交換用に支給された単品ケミコン4個を基板部に取り付けて代用します。
これで整流直後のリップル電圧は3.3Vrms、
出力端子の残留雑音は0.2mVになりました。
A電源修理(その2)
ヒーター回路改造を正規状態に戻します。
超大型ホーロー抵抗を撤去しシャーシ上面にセメント抵抗を追加しました。
発熱が酷いので抵抗を大型にすれば温度低下すると勘違いしたのか
単純に部品入手の都合かもしれませんね。
ちなみにシャーシ内部の密閉空間では部品サイズに関係なく消費電力のみで発熱量が決まります。
だから抵抗サイズを大きくしても温度上昇は変わりません!
そこで温度が低いシャーシ上部に抵抗を移動することで全体の温度を下げます。
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